福知山の自然

両生類

1. カスミサンショウウオ
2. ヒダサンショウウオ
3. オオサンショウウオ
4. アカハライモリ
5. ニホンヒキガエル
6. ニホンアマガエル
7. ヌマガエル
8. タゴガエル
9. ニホンアカガエル
10. ヤマアカガエル
11. トノサマガエル
12. ウシガエル
13. ツチガエル
14. シュレーゲルアオガエル
15. モリアオガエル
16. カジカガエル


ヒダサンショウウオ
福知山市内に生息している小型サンショウウオの代表格です。大江山、夜久野の山間地など雪深い地域の清流近くに生息しています。
最近では成体を見ることは、ほとんどありません。見かけやすいのは水中で生活する幼生です。
三日月形の卵のうの膜は、水中では驚くほど綺麗な青光りをしています。福知山にすむ生物の卵の中で、最も幻想的な卵だと言いたいです。


オオサンショウウオ
福知山市内には、牧川をはじめ多くの河川に生息しています。見かけるのは、夜間や大雨の後がほとんどです。60cm前後の成体は見かけても、小さな個体はまず見かけません。
ほのかに山椒っぽい香りの個体もいますが、ほとんど無臭に近いです。つぶらな瞳に、前後の肢は人の赤ちゃんの手そっくり、じっくり見るとかなり可愛らしい生きものと言えます。


アカハライモリ
福知山市内の全域に生息しています。ため池、沼、用水路、川べりなど流れがゆるく、底に泥がある場所でよく見られます。成体は真っ黒ですが、ウーパールーパーそっくりの真っ白な体をしている生まれたての幼生を見たことがあります。
冬は落葉や石の下などで冬眠しますが、用水路などでは一年中見かけることもあります。


ニホンヒキガエル


ニホンアマガエル


ヌマガエル


タゴガエル


ニホンアカガエル


ヤマアカガエル


トノサマガエル
福知山市内には田んぼや川沿いに多く生息しています。日本の田んぼのある風景では最もポピュラーなカエルですが、全国的に減少が著しく、環境省レッドリストの準絶滅危惧(NT)になってしまいました。


ウシガエル


ツチガエル


シュレーゲルアオガエル


モリアオガエル
福知山市内には「モリアオガエルの寺」として有名な大興寺(正明寺)の他、水田奥のため池などに生息しています。よく似たアオガエル、アマガエルの仲間では一番大きく一目で分かります。木の枝に産み付ける卵塊でよく知られています。
山中の渓流を歩いていた時に、樹上から顔面めがけて跳んできたことがあります。手足を伸ばして跳ぶ姿はとてもダイナミックで、地面を跳ねるカエルとは一味違うなと思いました。


カジカガエル
福知山市内には土師川上流や宮川をはじめ由良川支流の中流域にも生息しています。ホタルを探しにきれいな川に行くと、よく鳴き声を聞くような印象があります。
カエル界随一の美声で有名です。「ヒュイー、ヒュイー」と鹿の鳴き声に似た美声を聴かせてくれます。