フィールドをしらべる
250829 福知山ツバメ調査2025 |
250801 福知山ホタル調査2025 |
250626 キヌガサタケの確認 |
241104 大江山ブナ林鹿除け金網の効果確認 |
240809 オグルマの確認 |
231209 タンチョウの確認 |
210904 タコノアシの確認 |
210311 ヒダサンショウウオの成体確認 |
福知山市自然科学協力員は、福知山ツバメ調査の事務局として、市民参加型生きもの調査を運営しました。
福知山市自然科学協力員は、福知山ホタル調査の事務局として、市民参加型生きもの調査を運営しました。
福知山市自然科学協力員の京極春樹さんは、2025年6月26日、福知山市戸田でキヌガサタケを確認しました。
白いレース状の菌膜をまとった美しい姿から「キノコの女王」と呼ばれるキヌガサタケは、蒸し暑い梅雨時の6月〜8月に竹林に生えます。ハエなどの昆虫に胞子を運ばせるため腐敗したような悪臭を放ちます。白い茎の部分は乾燥させて高級中華食材になるといいます。
福知山市自然科学協力員の山段眞彦さん、京極春樹さん、大槻浩さんは、2024年11月4日、福知山市大江町で、鹿除け金網の効果確認を行ないました。
2010年代から、鬼嶽稲荷周辺ブナ林の下層植生が著しく衰退しているため、福知山市が下層植生保全試験として鹿除け金網を設置しており、毎年1〜2回の効果確認を行なっています。
福知山市自然科学協力員の京極春樹さんは、2024年8月9日、福知山市大江町の休耕田で、京都府レッドデータブック絶滅危惧種「オグルマ」を発見しました。
オグルマは山野の湿地や湿った休耕田などに生育する多年草で、茎は高さ30〜50センチ、8〜10月にかけて直径3センチほどの黄色の花をつけます。
福知山市自然科学協力員の大槻浩さんは、2023年12月9日、福知山市の由良川で、環境省第4次レッドリスト絶滅危惧U類(VU)「タンチョウ」の幼鳥を発見しました。
タンチョウは日本国内では北海道東部の湿原を中心に分布しており、福知山市内では初めての観察記録です。
体は白色で、頭から首は幼鳥の特徴である薄い茶色でした。
歩いているときは尾羽が黒いように見えますが、飛んだときは次列風切と三列風切が黒く、尾羽は白いのが分かります。
この個体は、その後、綾部市と与謝野町で観察されたようです。
福知山市自然科学協力員の京極春樹さんは、2021年9月4日、福知山市土の大谷川で、京都府レッドデータブック絶滅寸前種「タコノアシ」を発見しました。
タコノアシは赤い実をつけた姿がタコの足のように見えることから、この名前がついています。休耕田や河川敷などに生育します。
福知山市自然科学協力員の永谷隆夫さんは、2021年3月11日、福知山市大江町の渓流で、京都府レッドデータブック準絶滅危惧種「ヒダサンショウウオ」の成体を発見しました。
ヒダサンショウウオは日本固有種で、関東地方から中国地方にかけて、山地に生息しますが、森林伐採などで数が減り、絶滅が心配されています。
永谷さんは毎年春先に市内の渓流に出かけて調査を続けていましたが、今回初めて成体を発見し、水中カメラで写真と動画の撮影に成功しました。体は薄い紫色で金色の斑点が全身に広がるヒダサンショウウオは、しばらくすると泳いで水中の茂みに隠れたといいます。
ヒダサンショウウオは幼生期のエラのある時期は水中で生活し、成体になってからは陸上で生活しますが、繁殖期になると水中に入り、産卵します。
卵を包む袋状の卵嚢は水中で仄かに青白く輝いて幻想的です。